【北九州市門司区】「使い終わった人」から「これから必要とする人」へ繋ぐ、学生服の3R活動「NPO制服バンク」2025年4月、門司区でも回収がスタートしています。
2022年に設立された北九州市のボランティア団体「NPO制服バンク福岡」(以下、制服バンク)。

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生活困窮家庭の経済的負担軽減と不用品の資源活用を目的に、まだ使える制服を使い終わった人からこれから必要とする人の元に繋ぐ、という活動を行っています。2023年から小倉南区自治総連合会と連携、小倉南区内の市民センターで制服類の回収をスタートさせました。
2025年4月からは、門司区内の市民センターでも回収がスタートしています。
今回、取材の機会をいただき、萩ヶ丘市民センターの池田里美館長と制服バンクの方にお話を伺うことができました。
2025年4月、門司区でも回収がスタート。
門司区内の市民センター17館と市民サブセンター3館で制服の受け取りが行われています。(2025年7月現在。)
核家族が進む昨今、「制服のお譲り」を個人で行う機会もまた減ってきているんだそう。まだまだ着ることもできるし、思い出のたくさん詰まった制服を捨てるのは忍びない、と卒業式の後にご自宅に眠ってしまうことも多いのだとか。
「まだ使える制服を使い終わった人からこれから必要とする人の元に繋ぐ、という活動はとても素敵な取り組みだと感じている。」と池田館長はおっしゃいます。
萩ヶ丘市民センターでも制服バンクの取り組みを知って、お子さんが使っていた制服を持ってきてくださるお母さん、お孫さんの制服を持ってきてくださるおばあちゃんなど、家にあった制服を持ってきてくださる方がいらっしゃったそうです。
「市民センターに足を運んでもらうことで、市民センターを知るきっかけにもなっているように感じます。」「お気軽に声をかけてもらえたら。」とお話し下さいました。市民センターの開館時間内であれば制服の受け取りが可能ということです。(各市民センターの開館時間は異なります。開館時間はこちらでご確認ください。)

門司区の市民センターで回収された制服の一部
回収した制服類は制服バンク福岡で1枚1枚、刺しゅうの名前を外したり、クリーニングや補修をし、「制服おゆずり会」で必要としている子どもたちへ無償提供しています。(※制服自体は無償ですが、メンテナンス費(クリーニング代金や刺繍外しの工賃等)の実費負担はあります。)

門司区の市民センターで回収された制服の一部
制服の回収は、市民センターの職員さんにお声かけください。回収している制服は北九州市内の中学校の制服・中学校の体操服、北九州市内の高校の制服です。クリーニングは不要です。
現在、北九州市内の制服は2020年度から導入されたブレザー型の北九州スタンダードタイプの制服と各中学校の制服の2種類があります。卒業後概ね3年以内のもののリユースをお願いしていますが、「この制服はどうなのだろう?対象になるのかなぁ?」と気になる方はNPO制服バンク福岡へ問い合わせてください。
☆萩が丘市民センター池田館長、NPO制服バンク様、お忙しい中、取材にご協力くださいましてありがとうございました。☆
萩ヶ丘市民センターはこのあたり